千葉美もとやま校長ブログ

千葉美術予備校の本山ひろ子が受験のこと、日々感じたことを綴ります。

投稿者: chibabimotoyama

  • 佐々倉さんの個展へ

    友人の佐々倉文さんの個展が開催されていたので、目黒のギャラリーに行ってきました。個展は空間全てがその作家に委ねられ、グループ展では表現できない作家の世界観を感じることが出来る。あらためて肉眼で作品を見ることって大事だなと思いました。彼女はステンレスを鏡面に磨いて作品を作っていますが、その工程はとてもユニーク。笠間で作品を制作していて周りに陶芸家が多いということも関係しているのか、ステンレスに泥を塗って窯で焼成し、それにより独特な表情の作品が生まれています。磨かれたステンレスと焼成されたステンレスの表情のコントラストがいいんです。写真だけじゃ伝わらないんだよなぁ。

    彼女は彫刻作品が主ですが、デザインセンスも高く、私に多くの学びを与えてくれます。

    作品を見る機会があれば、必ず足を運んで生で見ること。これ鉄則です。みんなは感性が豊かだから、写真では感じることができない何かを必ず感じ取れるはずです。https://ayasasakura.com

    途中で買った荷物が写ってしまった。

  • 改装工事

    壁紙の汚れや剥がれが気になってきたので、ゴールデンウィークは千葉校舎のエレベーターホールの壁紙の張り替えと事務の大掃除を行いました。千葉美の最初の卒業生が現在45歳くらいかなぁと思うと、18歳の頃に登校してたとして、約27年。壁紙の張り替えは初めてかもしれません。主に千葉美の卒業生が在籍するOTメンバーがやってきて、二日間かけて張り替えを行いました。

    なんてことでしょう。明るくなりましたね。廊下にはモニターも取り付けられ何やら楽しい予感。7月4日の大掃除は床の掃除みんなで頑張りましょう。

  • 浪人生の頃、デザイン工芸科で受講していましたが、私が通っていた予備校のデザイン工芸科の講師は色々な科の先生がいました。とても印象的だったのは油画のおじいちゃん先生で、平面構成や着彩など色を使う授業の時の指導が専門でした。彼はセザンヌを崇拝していて、筆使いや配色、構図についてよくセザンヌを例に挙げて教えてくれました。他には日本画を描く先生もいて(今は芸大のデザイン科の教授やってるぽいです)彼の作品からの、日本画の大家の作品もよく参考にしたのを覚えています。セザンヌも良かったけど、私は日本画に夢中になりました。特に好きでよく参考にしていたのは上村松園や奥村土牛、福田平八郎も好きでした。工芸の試験では野菜や果物、花を描くことが多いのですが日本画家が描くそられは本当に可愛らしくて、温かくて、神聖で。こんなふうにモチーフを描きたい。と思っていました。今の季節、竹藪の中には小熊の手のような毳毳(けばけば)がニョキニョキ出ています。可愛らしく神聖で愛おしい。福田平八郎の「筍」知らない人は画像検索してみてください。彼はこの季節、竹藪に入ってこんな筍を見つけちゃったんだなってわかるはず。でもね、残念ながら入試は竹藪の中で描くことはないですよね。閉め切ったコンクリートの部屋の中で描かなくてはならない。だからイメージ力が大切なんです。目の前のモチーフをいかに上手に描くか。ではなく、そのものの生命力を描かなくてはならない。皆さんは目の前のモチーフを前に、どうやってイメージを膨らませますか?

    愛おしいと思いつつもバッサリ切って、茹でていただきました。

  • ペーパーレス化

    今日は2026年度本科のオリエンテーション。津田沼校に今年度の入学者が集まり講師紹介、アトリエの使い方などのレクチャーを受けました。千葉美もペーパーレス化ということで今まで紙で配布していた資料はQRコードでスマホに読み込み。初めての試みに一番ドキドキしていたのは私ら講師だけで、生徒のみんなは誰一人戸惑う事なくスマホで資料を読んでいましたね。今までの常識に捉われる事なく私たちもみんなと同じく、日々学び、成長していかなければ。と実感した。そんな春の1日でした。ペーパーレスって言ってるのに講師の背景はガッツリ紙貼ってますがね。

  • 生涯現役

    丸太を動かすのに、友人がトラクターでやってきました。2030年製かと思いきや、よく見ると昭和53年とうっすら書いてあります。錆びてはいるけれど、しっかり働きます。私は道具を丁寧に使うのが苦手ですが、こういう道具を見るとメンテナンスをしっかりやれば、道具って一生もんだなと思います。緑と黄色の菜の花カラー。JOHN DEEREはアメリカのメーカーで、農業や酪農に携わる人にとっては有名なメーカーだとか。調べてみるとJOHN DEEREは1837年創業。黄色と緑がテーマカラーとなっていて、鹿のシルエットがトレードマーク。デザインって新しいものっていうイメージがあるけど、デザインって長く使われることでその力がさらに価値が生まれるものでもありますよね。なぜこの色なのか、それを決めた人は残念ながらネットでは出てこなかったけど、春の大地を耕すトラクターをイメージしてたのかな。なんて思った今日です。

  • フイゴ

    昨年の春、うちの仲間入りをしたひよこが今年の春には立派なボスになりました。名前は「フイゴ」といいます。ブラマという品種で大型の鶏、性格は優しく、人に懐く。ということでした。フイゴは体がとにかく大きく、常に周りを警戒しています。女子には優しく、餌を独り占めするようなことはありません。おやつを与えても、自分では食べずに必ず女子に与えます。残念ながら人には懐いていません。フサフサに顔を埋めたいのですが、それは許されないのです。その昔、若冲という絵師がいたそうです。鶏をモチーフとして描いていました。彼の絵を見ると鶏と作者の距離が感じられます。すぐ手の届くところに鶏がいたんだとわかります。そんな作品を作ることができたらいいなと日々感じています。

  • 海外の大学のように、入学の時期を9月にしたらいいのではないかという話を聞いたことがあります。日本の大学では1月から2月に入試があるのがほとんどで、寒さのため体調を崩す受験生が多いし、多摩美の試験なんて、雪が降って坂道が凍るのも毎度のこと。このご時世、9月入学にした方がいいんじゃない?なんて思っていました。今年も4月になり庭の木々が一斉に芽吹いています。新芽の芽吹きと新生活を重ねて考えられるのは、四季のある日本ならではの風習というか、染み込んだDNAというか。そもそも4月始まりにしたのは、四季があったからなんじゃないかなと思えたら、厳しい冬を超えて春を望むってなんか良いなと思えました。写真は「シナの木」シナベニアになる木です。昨年調子が悪く、夏に全ての葉が落ちてしまいました。今年は芽が出ないかと思われていましたが、ちゃんと、しっかりと新しい芽が出ています。

  • 三日坊主

    毎日ブログを上げようと思っていたのに、三日坊主にもならず二日で止まってしまって反省しています。外は雨。昨日はあんなに暖かったのに、今日はちょっと寒いですね。

  • ブログ2日目

    外で遊ぶのもいいですが、家でダラダラする時間も大切だと思います。何かを決めなくてはいけなくて焦っている時、逆に音楽を聴いたり、散歩したりしていると、ひらめきが生まれることってありますよね。

  • はじめまして

    はじめまして。千葉美術予備校の校長の本山ひろ子です。美大受験のこと、日々感じたこと。色々発信していきたいと思っています。